残業が常態化している原因から解決方法までを徹底解説!

残業が常態化している原因から解決方法までを徹底解説!

残業が常態化している場合、原因を把握して適切に対処することが重要です。長時間労働は労働基準法への違反など、深刻な問題を引き起こすリスクがあります。

当記事では、残業が常態化している主な原因と、残業の常態化を解決する方法について解説します。また、残業の常態化で未払いの残業代がある場合の相談先も紹介するため、残業の常態化を解決する方法を知り快適に働きたい方は、ぜひ参考にしてください。

1.残業が常態化している主な原因

残業が常態化している企業では、長時間労働が必要となる何らかの原因が必ず存在します。残業の常態化を解決するために、まずは原因を正確に把握することが大切です。

ここでは、企業で残業が常態化している主な原因を紹介します。自身が勤める企業に当てはまる項目があるか確認しましょう。

1-1.管理者によるマネジメントが不足している

企業の管理者は、マネジメントによって社員の業務内容や仕事量を管理する役割を担っています。管理者によるマネジメントが不足すると業務のスムーズな進行に支障をきたし、残業が常態化します。

管理者が残業の常態化を問題視し、意識的にマネジメントを行わなければ、長時間労働はなくなりません。また、管理者が労働時間の実態を把握できていない場合も、残業が常態化しやすくなります。

1-2.人手が足りていない

人手が足りていない企業では、社員1人あたりの仕事量が増え労働時間が長くなるため、残業が常態化する傾向です。

また、人手不足による過重労働が続くと睡眠不足や精神的なストレスが蓄積し、体調不良による欠勤が発生します。社員の欠勤によって他の社員の負担が増え、さらに人手が足りなくなるという悪循環が、残業が常態化する原因です。

1-3.残業は当たり前という考えがある

残業は当たり前と考える社員がいる企業では、残業が常態化しやすくなります。残業を改善するべきだと考えず、むしろ長時間労働を良しとする考え方は、残業が常態化する原因です。

残業は当たり前だと考える社員は自身が残業するだけでなく、他の社員にも悪影響を与えます。上司が残業は当たり前という考えを持って長時間労働をしている場合、部下も定時に帰りづらくなることが一般的です。

2.労働基準法における労働時間は1日8時間

労働基準法では、1日の労働時間が8時間以内、1週間の労働時間が40時間以内と定められています。また、6時間を超える労働時間には45分以上の休憩、8時間を超える労働時間には1時間以上の休憩が必要です。

出典:厚生労働省「労働時間・休日」

上限を超えた長時間労働を社員に強制するなど労働基準法に違反した場合は、懲役や罰金の対象となります。

また、長時間労働によるリスクは法的な罰則だけではありません。残業が常態化することで生じるリスクは次の通りです。

●業務効率の低下
労働基準法で定められた時間以上の長時間労働や休憩なしでの労働は、業務効率を低下させます。社員の集中力が欠けて仕事のミスが増えることは、企業の生産性が低下する原因です。

また、残業が常態化した企業では、仕事を早く処理するための工夫が行われなくなります。本来であれば短時間で終わる仕事に必要以上の時間をかけることは、業務効率が低下する原因につながります。

●長時間労働による健康被害
長時間労働は社員の健康被害を引き起こすリスクもあります。メンタルヘルスの悪化や社員の過労死などが起きた場合、企業にとってのダメージは深刻です。
また、社員から損害賠償を請求されるリスクや、社会的信用を失う危険性もあります。

●社員の離職による求人コストや手間の増加
離職者が増えることも長時間労働のリスクです。残業が常態化した企業では心身の疲労や企業への不満が蓄積しやすく、長く働き続けることができません。

離職によってできた穴を埋めるために必要となる求人コストは、企業にとってのリスクです。さらに、採用業務によって発生する手間や人件費、新規に採用した人材への教育コストも負担となります。

3.残業の常態化を解決する3つの方法

残業の常態化を解決するためには、社員全員で取り組むことが重要です。
仕事量や進捗情報などを社員全体で共有すれば、特定の社員だけに業務が集中することを回避でき、残業時間を短くすることができます。

また、情報共有をすることによって1人では見落としてしまうようなミスが発見でき、大きなトラブルが起こる前に問題解決できることも時間外労働削減に有効です。

ここでは、残業の常態化を解決する方法を3つ紹介します。快適に働ける環境をつくるためにも、ぜひ参考にしてください。

3-1.退社時刻には帰宅できる雰囲気をつくる

企業の雰囲気は残業時間を短くするために大切な要素です。たとえ残業禁止などのルールが定められていたとしても、帰りづらい雰囲気が蔓延していれば、退社時刻になっても帰宅できず残業時間が増えます。

退社時刻になったらすぐに帰宅できる雰囲気をつくるためには、まずは経営者が働き方改革に取り組む旨を積極的に発信することが必要です。

経営者だけでなく、管理職や各現場を仕切るリーダークラスの社員も率先して残業時間を減らしましょう。上司が退社時刻に帰れば、部下も気兼ねなく定時退社できます。

また、時間外労働の可視化や、退社時刻になったら職場のPCを強制シャットダウンするといった長時間労働防止の仕組みも、定時退社しやすい雰囲気づくりに有効です。
企業の現状に応じて、実施しやすい項目から取り組みましょう。

3-2.多能工化(マルチスキル化)を行う

多能工化とは、1人で複数の分野にわたる業務ができる社員を増やすことです。多能工化は複数のスキルを持つ人材が必要なため、マルチスキル化とも呼ばれます。

社員のスキルアップにより多能工化が進めば、特定の社員に集中していた業務を分散し、残業時間を短縮することが可能です。また、社員同士の助け合いが増え、チームワークが向上することで、企業全体で残業の常態化に取り組めます。

また、担当が異なる部署の社員が業務内容を教わる過程で、業務の無駄や課題が発見できることも多能工化のメリットです。慣例的に行われていた不要な業務が発見できれば、業務効率が改善できます。

多能工化の社員が増えれば、急な欠員が出た場合でも滞りなく業務を進め、残業を減らすことが可能です。

3-3.フレキシブルに働ける環境を整える

社員の多様なライフスタイルに合わせてフレキシブルに働ける環境を整えることで、残業の常態化が解決できます。たとえば、テレワークを導入すれば通勤時間が不要となり、社員の生産性向上を見込めます。

また、短時間制社員制度を導入すれば、子育てや介護で長時間働けない方も雇用対象となり、十分な人員が確保できます。仕事量に応じて適切な人員が配置されることは、残業時間の短縮に有効です。

労働基準法で定められている年次有給休暇以外に、独自の休暇制度を導入することも、フレキシブルな労働環境づくりに役立ちます。休暇制度を充実させることは、社員のモチベーションを高め、残業の常態化を解決する施策の1つです。

4.残業の常態化で未払いの残業代がある場合は弁護士に相談しよう!

残業が常態化した企業で働いていて、未払いの残業代がある場合には、弁護士に相談することをおすすめします。また、そもそも残業代という概念自体がない企業で働いている場合も、残業代の請求が可能です。

残業代の支払いは企業の義務として労働基準法に定められているため、未払いの場合は請求できます。ただし、残業代の請求にはタイムカードなど残業を証明できる証拠資料や割増賃金を含む残業代の計算、企業側との交渉などが必要なため、個人の力だけで作業を進めることは困難です。

未払いの残業代請求を弁護士に依頼する場合は、千代田中央法律事務所への相談がおすすめです。千代田中央法律事務所は、さまざまな職種で未払い残業代の請求実績があります。

また、初回は相談料が不要であることも、千代田中央法律事務所の特徴です。未払いの残業代がある方は、ぜひ千代田中央法律事務所への相談をご検討ください。

まとめ

残業が常態化している原因は、管理者のマネジメント不足や人手不足、長時間労働を解決する意識の希薄さなどです。

残業の常態化は社員の生産性やモチベーションを下げ、離職者の増加や労働基準法違反などのリスクもあるため、適切な対策が必要となります。

残業の常態化で未払いの残業代がある場合は、企業に請求して回収することが可能です。
弁護士に依頼する場合は、残業代請求で実績がある千代田中央法律事務所にぜひ相談してください。

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